どうして男性は殻に閉じこもるの?
- MIKI ASAHI
- 7月31日
- 読了時間: 9分
急にLINEが減った彼。「もう冷めた?」と思ったあなたへ
「今、仕事が忙しいから」
「少し落ち着いたら、また連絡するね」
そう言って、それまで毎日のように返ってきていたLINEが、急に既読になるまでの時間が長くなる。
やっと既読になっても、返信はさらに遅い。返ってきても、素っ気ない短い言葉だけ……。
「電話できる?」って聞いても、
「今日は疲れてるから」
「忙しいからまた今度ね」
そんなふうに、彼の世界に入る隙がなくなっていく。
何を考えているのかも、何を感じているのかもわからない。
女性からすると、
「大変なときこそ支え合いたいし、一緒に乗り越えたいのに」
そう思って、寂しくなってしまうことはありませんか?
実は私も昔は、その状況になるたびに、
「もう好きじゃなくなったのかな」
「私っている意味あるのかな」
そんなふうに感じて、
「このまま自然消滅するんじゃないか」
「もう二度と会えないんじゃないか」
そんなところまで、不安がどんどん膨らんでしまっていました。
実は、こういうときに顔を出すのが「無価値感」です。
でも、ここで一つ違う角度から見てみてほしいんです。
もしかしたら、その気持ちは、あなただけのものではないのかもしれません。
彼もまた、
「こんな俺じゃダメだ」
「期待に応えられない」
そんな無価値感を抱えているのかもしれません。
そんな見方もあるのかもしれない。
今日は、そんなお話です。
彼が急にシャッターを下ろして音信不通になる理由
では、その無価値感を抱えている人の心の中では、どんなことが起きているのでしょうか。
「自分なんてダメだ」そんな思いを抱えている人にとって、
・人に頼ること
・甘えること
・弱い自分や、できない自分を見せること
それは、とても怖いことなんです。
「こんな俺を見せたら、きっとがっかりされる」
「そんなカッコ悪い自分を見せるくらいなら、一人で抱えたほうがいい」
そう感じてしまうことがあるんです。
そうやってひとりで殻にこもってしまう。
一方で女性側は、彼のその態度を見て、
「あてにされていない」
「積み重ねてきた関係性ってなんだったんだろう」
そんなふうに感じてしまうこともあるかもしれません。
こんなとき、
彼は、自分の無価値感から身を守るために距離を取りたい。
女性は、自分の無価値感が刺激されて不安だから距離を縮めたい。
二人とも、それぞれが抱えてきた心の傷が反応している状態なのかもしれません。
仕事はできるのに、恋愛になると殻に閉じこもる心理
勉強や仕事は、努力が成果につながりやすい世界です。
頑張れば評価される。
結果を出せば認められる。
だからこそ、こういう男性は仕事で力を発揮されている方も少なくありません。
その背景には、子どもの頃の親子関係が影響していることもあります。
親を喜ばせたかった。
役に立ちたかった。
認めてもらいたかった。
でも、うまくいかなかった。
そんな経験があると、頑張れば認めてもらいやすい仕事の世界で、
子どもの頃に満たされなかった思いを埋めようとすることがあります。
「役に立てば価値がある」
「結果を出せば愛される」
そんなルールを握りしめながら、子どもの頃に果たせなかったリベンジをするかのように、
仕事へ人一倍エネルギーを注ぐのです。
もう二度と、あんな思いをしないように。
だから、仕事はできる人に見える。
でも恋愛は違います。
恋愛には明確な正解がありません。
想いがそのまま伝わらないこともあります。
だから、彼女の悲しみや怒りを感じた瞬間、
「また期待に応えられなかった」
そんな子どもの頃の痛みや無価値感がよみがえり、
これ以上その痛みを感じないように殻に閉じこもってしまうことがあるのです。
連絡を待つ不安を和らげる「さかさま言葉」のワーク
今だから話せることがあります。
実は私は、彼が殻に閉じこもるたびに、心配のマインドで近づいていました。
「大丈夫?」
「どうしたの?」
「少しでも話せる?」
そんな言葉をかけ続けていたんです。
もちろん、彼のことを想っての行動でした。
でも今振り返ると、それと同じくらい、
「安心したい」
「この不安を一刻も早く終わらせたい」
そんな私自身の“焦り”もあったんですよね。
言葉自体は悪くありません。
でも、どんなマインドでその言葉を伝えているのかが、相手に伝わったりします。
私の場合は、「信じて待つ」という信頼のマインドではなく、
「不安だから何とかしたい」というマインドで近づいていました。
その心配は、
「やっぱり俺はうまくできないんだ」
そんな彼の無価値感を刺激してしまっていたのかもしれないな、と今は思います。
もちろん、そんなつもりは全然ありませんでした。
でも、彼の傷に塩を塗ってしまっていたのかもしれません。
すると、彼との距離がますます遠くなる、そんなことを経験してきました。
こんなとき、大切なのは、こちらが信頼して待てるだけの“心の余白”や“ゆとり”をつくること。
友達と楽しい時間を過ごしたり。
好きなことをしたり。
美味しいものを食べて、ゆっくり眠る。
そして、不安をかき消そうとするのではなく、
自分の不安をそのまま受け入れてあげることです。
私が実際に、自分の不安を受け入れて、力みを緩めるためにやってきた方法があります。
それが「さかさま言葉」です。
よく、カウンセリングのなかでも、
「自分に優しくって言われても、どんな言葉をかけたらいいのかわかりません」
そんな声を聞きます。
私も最初から、自分に優しい言葉をかけられたわけではありません。
どんな言葉ならホッとするんだろう。
どんな言葉なら力みがゆるむんだろう。
そんなふうに試行錯誤を重ねてきました。
そして振り返ってみると、不思議と私がホッとできた言葉は、
自分を追い詰めていた言葉とは反対の言葉ばかりだったんです。
やり方は簡単です。
自分が感じていることの反対の言葉を、自分に優しくかけてあげるだけ。
「うまくやりたい」と思ったら、
「失敗しても大丈夫。あなたの価値は減らないよ」とか。
「早く何とかしたい」と思ったら、
「ゆっくりでも大丈夫だよ」とか。
「彼が離れていったらどうしよう」と思ったら、
「私は私が大好き。私といられなくなるなんて、彼はかわいそうだぞ!」
こんなふうに声をかけているうちに、ふっと肩の力が抜けて、
ほっとする自分がいることに気づきました。
人は、つい自分で自分を追い詰める言葉を、たくさん自分に向けています。
でも、少しでも力みが取れるだけで、
あなた本来の魅力やパフォーマンスはぐっと発揮されます。
その結果、彼にとっても
「戻りたくなる安心できる場所」になっていくことがあるのです。
成果ではなく、彼の存在そのものに光をあてる
彼のように“結果”や“成果”にこだわってきた人は、
頑張ることでしか認めてもらえなかった環境で生きてきたのかもしれません。
そのため、
「何かしている自分には価値がある」
「何もできない自分には価値がない」
そんな思い込みを抱えていることがあります。
だからこそ、
「何もしていない彼の価値」を伝えてあげることも、
とても大切かもしれません。
仕事を頑張っている彼ではなく。
何か役に立っている彼でもなく。
ただ隣にいる彼。
何もしていない彼。
その彼に、
「あなたと一緒にいると安心する〜」
「隣にいてくれるだけで嬉しいよ〜」
「ただ一緒にいる時間が好き〜」
と伝えてみるのもいいかもしれません。
もちろん、思ってもいないことを言う必要はありません。
感じたときだけで大丈夫です。
成果だけを求められてきた人ほど、
「何もしなくてもあなたには価値がある」
そんなメッセージを受け取る機会は少なかったはずです。
だからこそ、存在そのものを丸ごと受け取ってもらえたとき、
彼の心は少しずつ柔らかくなっていくこともあります。
きっと、これまでもあなたの存在そのものが、
彼にとって安心や救いになってきたのだと思います。
でも、それは、これからもあなたが頑張って彼を救うという話ではありません。
あなたは、何かを頑張ったから彼の支えになれたのではなく、
あなたがあなたでいたからこそ、彼が安心できる時間もあったのだと思うのです。
彼に「何もしなくても価値がある」と伝えてあげたいように、
あなた自身にも、同じ言葉をかけてあげてくださいね。
何かを頑張っているから価値があるのではなく、何もしなくても、
そのままのあなたに価値があるのです。
最後に
彼の返信の早さで、あなたの価値は決まりません。
彼が今シャッターを閉めていることと、あなたの価値は、まったく別の話です。
どうか、彼に翻弄されているうちに、自分の価値まで見失わないでくださいね。
あなたも彼も、何かを頑張っているから愛されるのではありません。
存在そのものに価値があるのです。
一人では整理しきれないときは、カウンセリングもぜひご活用くださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【朝陽の主な実績】
2024年 電話カウンセリング部門 全国第5位
2025年 電話カウンセリング部門 全国第2位

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