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喧嘩するくらいなら黙る…その先にあったのは、愛ではなく孤独だった

執筆者の写真: MIKI ASAHIMIKI ASAHI
黙っているほうがマシ?

「旦那に話したって、どうせわかってくれない——」

 

そんな風に思ったこと、ありませんか?

話して喧嘩するくらいなら、黙ったほうがマシ……。

 

そうやって、少しずつ言葉を飲み込んでいくうちに、気づけば何も言えなくなっていた。

 

でも、黙ってしまうのにも理由があるのです。

今日は、そのことについてお話したいと思います。

 

 

母の教えと、私の選んだ道

かつての私は、「自分さえ我慢すればうまくいく」と信じていました。

母からこんな言葉を聞いて育ったからです。

 

「女はバカでいなさい」

「お姉さんになって我慢すればいいの」

 

母にとって、それは生き抜くための知恵だったのでしょう。そして私は、「夫から愛される方法」だと信じて、それを守り続けました。

 

夫の前では笑顔で、文句を言わず、愚痴は笑い話にする。ただひたすら「いい奥さん」でいようと努力しました。

 

でも、その先に待っていたのは——孤独 でした。

 

どんなに笑顔で過ごしても、心の温度は冷えていく。夫と一緒にいるのに、ひとりぼっちのような感覚。

 

「いつか、この努力に気づいてくれるよね?」

 

……いや、違う。

 

「気づけよ、バカ」

「気づかないわけないよね?」

 

祈りというより、もはや呪いのようでした。

 

でも、ある日、その思いは一瞬で砕け散りました。夫が仕事でストレスを抱えているとき、何気なく私にこう言ったのです。

 

「みきは悩みがなくていいね」

(チーーーーーン、ご愁傷様です、私)

 

 

夫は少女漫画の彼ではなかった

私はずっと待っていたんだと思います。

いつか、少女漫画の素敵な彼のように——

 

「本当に大丈夫?無理してない?」

「俺にだけは本当のこと言って」

そう言ってくれる王子さまを。

 

でも、少女漫画のようにはいきませんでした。

私はずっと「察してほしい」「いつか気づいてほしい」と願っていたけれど、夫からすれば「わかるはずがない」ことだったんです。

 

透明人間では誰とも繋がれない

私は「わかってほしい」と願いながら、我慢することに努力を注いでいました。肝心の「伝えること」からは逃げていたんです。

 

夫は私が何を考えているのか知る術すら持てなかったのです。

 

私は私で孤独だったし、夫もまた、何を考えているのかわからない透明人間のような私といて、孤独だったと思うのです。

 

目の前にいるのに、心が触れ合えない。そんな関係になってしまっていたのです。

 

何も言わずに我慢し続けることが、愛を守ることにはならない——。 

 

伝えることが怖いのは傷ついた自分を置き去りにしてるから

いざ伝えようとしたとき、「またわかってもらえなかったらどうしよう」と怖くなることもあるかもしれません。

 

それは、過去に「わかってもらえなかった」痛みが、心の中に深く刻まれているからかもしれません。

 

まずは、“そのときの自分”の気持ちに、“今の自分”がそっと寄り添ってあげることが大切です。

 

「なんで、ちゃんと聞いてくれないの?」「私のこと、大事じゃないの?」「もういい…何を言ってもムダなんだ」

 

わかってもらえなかった悲しみを、まずは自分が見つけてあげること。

 

そして——


「つらかったよね。でも、あのときの私、できる精一杯をやったよね。」

そうやって寄り添ってあげること。

 

それが、「伝える」ための最初の一歩になるのかもしれません。

 

自分の悲しみに気づいてあげることで、伝えることへの恐れが少しずつ和らいでいきます。


最後にお伝えしたいこと

あなたの気持ちは、誰かに理解してもらうだけじゃなく、まずはあなた自身が『そうだよね』って認めてあげることが大切です。

 

伝えるって、すごく怖いし、勇気がいることで、やっとの思いで伝えても、うまくいかないこともあるかもしれません。それでも、

 

大丈夫、ゆっくりでいい。

うまくできなくてもいい。

 

あなたのペースで、ひとつずつ、伝える練習をしていけばいいんです。

 

たとえ伝えられなくても、「伝えようとしたこと」にOKを出してあげる。間違っても「なんで私は言えないのだろう」と、自分を責めたり、急かさないであげてくださいね。

 

もし「どうしてもうまく伝えられない」と感じたら、ひとりで抱え込まずに、気軽にご相談ください。

 

カウンセリングで話すことも、"伝える" 練習のひとつです。

あなたの気持ちを一緒に整理し、あなたらしい伝え方を見つけるお手伝いができればと思っています。

 

私にも、あなたのことをぜひ応援させてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  


💡おまけのコーナー

「母よ、どこがお姉さんなの!?」


「お姉さんになって我慢しなさい」と言ってた母ですが、父にもなんだかんだ言いたいことを伝えてるし、意見もハッキリ主張。

……いや、全然我慢してへんやん!笑


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