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執筆者の写真MIKI ASAHI

「宝くじが当たったら離婚したい」

朝陽みき(あさひみき)のブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。


以前、朝陽がアメブロに投稿させていただいた


「宝くじが当たったら、離婚したい」


を紹介させていただきます。


かつての私は、このタイトルみたいなことを、本気で考えていた時期がありました。


でもその気持ちの奥には、ある心理が隠れていました。


自分自身との向き合い方を変えたら夫婦の形も変化していったというお話です。


読んでいただけたら嬉しいです🌿




*はじめに

 

昔の私は、よくこんなことを考えていました。

 

「宝くじが当たったら離婚したい」と。

 

お金さえあれば、夫の顔色を気にせず、自分の思い通りに子育てや家事ができる。

誰とも結婚せずに、自分だけで生きていける!なんて、本気でそう思っていたんです。

だって、愛なんてあてにならないし、お金があれば大抵のことは解決できると信じていたからです。

 

でも、実際にはその考えの裏に、私はずっとある不安を抱えていました。

 

「こんな私と一緒にいてくれる人なんていないんじゃないか」と。

 

お金で自信のなさに蓋をし、誰にも頼らずに生きていけば、不安から解放されると思っていました。

 

この気持ちには、自己価値他者との関係に対する深い不安が隠れていたのです。お金があれば、自分の不安を隠すことができるという幻想にすがっていたわけです。

 

しかし、この幻想にしがみつくことは、根本的な問題の解決にはならなかったのです。

 

 

*投影という心理

 

私の心の奥にあったこの不安を和らげてくれたのが、心理学で言う「投影」という概念です。

 

投影とは、自分の内面にある感情を、無意識に他者に映し出してしまうことを指します。

 

昔の私は、夫に対して不満を感じることが多々ありました。

 

「夫がもっとこうしてくれれば」

「もっと私の気持ちをわかってくれれば」

 

と期待ばかりしていたんです。

 

でも、今思えばそれは、自分が自分をちっとも大切にできていなかったから、

 

「きっと夫も私のことを大事にしてくれないだろう」

 

と自分の気持ちを夫に貼り付けて見ていたのだと思います。

 

自分の内側にあった不安や不満を、知らず知らずのうちに夫に投影していたんです。

例えば、「夫がもっと家事を手伝ってくれれば」と思う時・・・

本当は自分が無理をしていることに気づかず、自分自身を休ませてあげられていなかったのです。

あるいは、「もっと私を理解してよ」と感じた時・・・

私が自分自身の気持ちを無視し、理解しようとしていなかったのです。

 

このことに気づいてから、私は少しずつ自分を大切にするようになりました。

 

自分の感情や疲れを受け止めて、自分自身に優しく接することを意識し始めたのです。

 

その結果、夫の言動に対する感じ方が変わりました。

 

例えば、夫の、

 

「疲れているなら早く寝たら」

 

の一言にも、昔の私は、

 

「私が邪魔で、追い出そうとしているのでは?」

 

と感じていたのですが、今は、私の体を気遣ってくれていることを感じます。

(さらっと書きましたが、相当ヤバいやつですよね)

 

昔は気にも留めなかった夫の態度や、時には嫌味にさえ聞こえていた言葉の中に隠れた優しさや愛情を感じられるようになり、夫婦関係は新しい形へと変わっていきました。

 

 

*喧嘩も大切なコミュニケーション

 

「カウンセラーは夫婦喧嘩しないのでは?」

 

と思われることもありますが、夫婦喧嘩をすることは、もちろんあります。

時には大喧嘩も笑

 

でも、それが嬉しいんですよね。

 

だって、昔の私は喧嘩をすることが怖くてたまらなかったから。

 

喧嘩をすると、

 

「嫌われるのではないか」

「愛されないのではないか」

「離婚になるのではないか」

 

という不安が常にありました。だから、不満や怒りを抑え込み、我慢し続けて・・・ある日、突然爆発するという悪循環を繰り返していました。

 

でも、今では喧嘩も私たちにとって大切な“絡み”であり、コミュニケーションの一部だと感じています。そのやり取りを通じてお互いをより深く理解していくために必要とさえ感じます。

 

余談ですが、喧嘩の終盤になると、妙に夫の鼻の形が、矢印(↓)みたいに見えてきて、つい笑ってしまう瞬間があるんです笑

 

昔の私だったら、喧嘩の最中に笑うなんて考えられませんでした。

どんなに些細なことでも、いつも不安が頭をよぎり、深刻に受け止めてしまっていたからです。

 

でも、自分を大切にできるようになってから、夫に対して愛されていることを自然に感じられるようになりました。

そうなると、喧嘩の最中でもどこかで安心できている自分がいることに気づいたんです。

 

安心して喧嘩できるようになったことは、私にとって大きな変化でした。

 

 

*おわりに

 

お金は大事だし、宝くじが当たったら嬉しいに決まっています。

正直なところ、今でも本気で当たってほしいと思っていますよ笑

その気持ちは、昔と変わらないです。

 

でも、昔の私は、「お金さえあれば」という思いの裏に、自分の不安や自己認知の問題が隠れていることには気づいていませんでした。

自分の自信のなさや、抱えている不安を、お金で感じなくていいように蓋をしてごまかそうとしていたんです。

 

確かに、お金があれば一時的に安心感を得られるかもしれませんが、心の中の不安や自己評価の低さは変わりません。

その結果、また同じような問題に直面していたのではないかと思います。

 

 

とはいえ、本当に当たったら何に使おうかな?なんて、いまだに考えちゃいます!

 

まずは海外旅行に行って、見たことのない美しい景色や、その土地ならではの美味しいものをお腹いっぱい食べたりしたいし、ベッドや家具も新調したい〜

 

でも、今はそれだけじゃないんです。

 

もし宝くじが当たったら、夫と一緒にやりたいこと、家族や友人と分かち合いたいことがたくさんあります。

 

お金の使い道を考えるとき、昔の私なら、

 

「これで全部自分でできる!誰にも頼らなくていい!」

 

という独立願望が強かったのに、今の私は、

 

「この人と一緒にこんなことしたいな」

 

と考えるようになりました。

 

人って、こんなに変わるものなんだなって改めて感じます。

 

私が本当に求めていたのは、誰かとの繋がりや愛を感じることで、そのために自分を大切にすることが必要だったと今ははっきりわかります。

 

そして、今、

 

宝くじが当たったら――

「それでも、あなたと一緒にいたい」

 

そう心から思えることが何よりも嬉しいです。

 

あなたの大切な人との関係に、私の経験が少しでも役立てば嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 

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