
50歳ってこんな感じ?“気にしい”万歳!〜私がいいから、いいの!と言えるまで〜
- MIKI ASAHI
- 6月9日
- 読了時間: 6分
50歳ってこんな感じ?
50歳って、もっと“大人”だと思ってました。
もっと余裕があって、どっしり構えてるもんだと思ってました。でも現実は、朝からドタバタ。
「あれ、スマホどこ?」「暑っ!……寒っ!……どっち!?」そして冷蔵庫の前で、「……で、私は何を取りに来たんだっけ?」と遠い目。
時間的にも、精神的にも“ゆとり”があってしかるべきだと思ってたのに、その「ゆとり」とやら、いったいどこにいってしまったのでしょう?
ねえ、誰か知らない?
どこ行った、
私のゆとりーーーっ!!
“気にしい”な性格も、忘れ物が多いのも、いまだにフル装備。
だけど、不思議とそれが「悪くない」って思えるようになった。
完璧ではないけど、なんだかんだで楽しめているんです。
「私がいいから、いいの!」って言えるようになるまで
「私がいいから、いいの!」
そう思えることが増えてきました。
昔の私は、“正しさ”とか“周りの目”ばかり気にして、「これで合ってるかな?」「ちゃんとしてるかな?」「嫌われないかな?」と不安で、人の顔色ばかり気にしてきました。
でも今は—— 「私がいいから、いいの!」って、ちょっと強引にでも言えるようになってきました。開き直りかもしれないけど、これは私の進化だと思ってます笑
とはいえ、なんでもかんでも気にせずにいられるほど、人間できてません。
実際、夫の言葉尻をとらえて「今のどういう意味?喧嘩売ってる?」ってイライラしたり、 誰かの何気ない一言が脳内で何度もリピートされたり。
「あの時ああ言えばよかったかな…」
「もしかして変に思われたかな…」
そんなひとり反省会が始まることも、日常茶飯事です。
そのたびに頭の中に現れるのが「キニシーちゃん」。
( “気にしい”な性格に名前をつけてみました)
どんなに前向きに切り替えようとしても、「でもさ…」とささやきながら、あの一言や、あの表情を再生し続ける、なかなかしぶといキニシーちゃん。
でも、最近はちょっと違います💡
気にしいな私を「なおさなきゃ」と思うよりも、「それも私なんだよね」と受け止められるようになったんです。
子どもの頃、母親からよく「あなたは気にしすぎ!」と怒られました。 でも今は思うんです。
気にできるって、
すごいことだよって。
それくらい視野が広くて、相手の立場を想像する力があって、めっちゃ優しいって思いませんか?
(つい「うんうん」ってうなずいてくれる仲間を探しちゃってますけど笑)
実際、気にしながら前に進んできたから、避けられたトラブルも山ほどあったと思うんです。
今の私は、この“キニシーちゃん”と手をつないで歩いてる感じ。
厄介者にするか、頼れる相棒にするかは、私次第!そんなふうに思えるようになりました。
そんな“気にしい”を、強みに変える視点が持てたことで、ぐんとラクになった気がしています。
とはいえ、そんなにカッコよく生きてるわけじゃありません。
鏡を見ては一喜一憂……いや、どちらかというと“一憂”の方が多め笑
昔はなかった“線”や“点”が顔に「こんにちは」してくるし、 体はすぐ疲れるし、なんなら何もないところでつまずいたり。
昔の私だったら、全方位から自分のアラを探しては、「こんなんじゃダメだ!」って焦ってたと思う。 でも今は、「ま、ブログのネタにはなるよね」って笑えるくらいには、図太くなりました。
それから、昔は“別に問題ありませんけど?”みたいな「ゆとり仮面」をかぶって、 なんでも余裕かましていたけど、
今の私は—— 「大変!事件です!」「誰か助けて〜!」って大騒ぎしてます!
でもね、そうやって泣きつける仲間がいて、毎日がお祭り騒ぎなんです。
お祭りって、一人じゃできないもの。 みんなで「わっしょいわっしょい」って神輿を担いでこそ、楽しいってもんです。
(一緒にわっしょいしてくれるみなさま、愛してます🫶)
荷物を詰め直すように自分を大事にし直す
最近、27年ぶりにリュックを買いました。
息子たちが小さかった頃は、ミルクやオムツ、着替えでパンパンだった“母としてのリュック”。
でも今回は、“私のためのリュック”です。
リュックの中身はというと——更年期に片足つっこんだのか、暑がりになった私のお守りアイテムのハンディーファン!
冷たい飲み物をいつでも飲めるようにマイボトル。気分を変えてくれる香水や、ハンドクリーム…
最近まで「できるだけ荷物は軽く!小さく!」だったけど、今は「今の自分をちゃんと助けてくれるもの」に囲まれていたいんです。
リュックを買ったことは、ほんの小さな出来事だけど、私の中では、
「これから、ますます私を大事にします!」っていう宣言のような気がします。
もっと自信を持っていい。あの頃の私へ
若い頃の私は、“どうしたい?”より“どう見える?”ばかり気にして、 誰かの正解をなぞるように生きていました。
いつも自分に自信が持てなくて、「もっとちゃんとしなきゃ」って、肩に力を入れてた。
でも今なら言えます。
「人の目より、自分の気持ちを大事にしていいんだよ」
「うまくいかなくても、チャレンジした私が誇らしいよ」
「私ががんばってきたこと、私はちゃんと知ってるよ」
そんなふうに思えるようになった今の私は、 昔の私より、ずっと自由で、楽しい。
「もっとゆとりのある大人」だと思ってた50歳。でも現実は、“気にしい”もドタバタも相変わらずでした。
それでも、若い頃よりも、ずっと深く語り合える仲間もできた。
そんな自分を、「いいじゃん」って思える日が増えた今、 やっと“自分の人生”を生きてる実感があります。
老いがまったく怖くないわけじゃありません。鏡を見てがっかりする日もあるし、ふいに未来が不安になることもあります。
でも、それ以上に「おもしろい」と感じられる瞬間がある。
たぶんそれは、自分の短所を、「これって本当に悪いことなのかな?」と立ち止まって、いろんな角度から見つめ直すことができるようになったから。
すると、不思議と“欠点”だと思っていたものの中に、優しさや思いやり、“自分なりに守りたかったもの”、そんな“光”の部分が見えてきたんです。
そんなふうに自分を見つめ直す時間が増えてきた今だから、前よりずっと生きやすい。
リアルな50歳の様子を知って、ちょっとがっかりさせちゃったらごめんなさい。
でも、案外悪くないんです。ほんとに。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

朝陽のおすすめは、2時間の面談です
面談は2時間から、心理セラピーを体験していただけます。お顔を見ながら直接お話をすることで、クライアントさまが抱えている感情や思い込み、パターンに気づき、それを思考だけではなく、より深い潜在意識にアプローチすることができます。
私自身も心理学を学び始めた当初から、いろいろな方法を試してきましたが、心理セラピーを受けるようになってから、人生がぐっと生きやすくなった経験があります。
セッションでは、クライアントさまが自分自身と向き合うきっかけを作り、変化を実感していただけるようサポートします。
また、お顔を見ながらお話をうかがうことで、私自身もクライアントさまの抱えていることを深く感じ取り、たくさんの気づきを得ることができます。
この2時間の面談は、特に自分を見つめ直したい方や、心の中にあるモヤモヤを軽くしたい方におすすめです。
セッションはZoomを使って行いますので、リラックスできるご自宅から安心してご参加くださいね。
ぜひ一度ご検討ください。お会いできるのを楽しみにしています!
電話カウンセリングは初回無料です。
Comments