
彼の「機嫌とり」をやめられないのは、親の機嫌をとってきたからかもしれません
- MIKI ASAHI
- 4 日前
- 読了時間: 7分

大好きなパートナーがなんだか不機嫌そう。
隣にいるのに、どこか心の距離を感じる……。
そんなとき、胸のあたりがザワザワして、
「私が何かしたかな?」
「どうにかして明るく振る舞わなきゃ」
「早く元気にしてあげなきゃ」
と、焦ってしまうことはありませんか?
「大丈夫?」と何度も聞いてしまったり、彼の顔色を伺って先回りして尽くしてしまったり。
でも、頑張れば頑張るほど、彼はさらに殻にこもってしまい、あなたは余計に疲弊する……。
今日は、そんな「彼の機嫌に振り回されてしまう」優しいあなたへ、心にゆとりを取り戻し、彼と最高のパートナーシップを育むヒントをお届けします🌱
誰の機嫌をとってきましたか?
彼の機嫌を先回りして察しようとすること。
それは、あなたの「優しさ」でもあると思います。
でも、少しだけ胸に手を当てて、自分に聞いてみてください。
「どうしてそんなに焦るの?」
「どうしてそんなに一生懸命になっちゃうの?」と。
もしかしたら、あなたは小さな頃から、誰かの機嫌を取ることを「自分の役割」として、懸命に生きてきた歴史があるのかもしれません。
あなたが彼に対して「何かしなきゃ」と焦っているその気持ち。
それは、かつて子どものあなたが、逃げ場のない家庭のなかでひとりで抱えていた感情の“再現”が起こっているのかもしれません。
たとえば、あなたの育ってきた環境はどうでしたか?
親がいつも忙しそうだったり、怒りっぽかったり、何かあるとすぐに否定されたり、無視をされたり。
あるいは、親自身がいつも不安そうで、壊れてしまいそうだった……。
そんな環境の中で、家庭内の空気を必死に読み、親の機嫌に振り回されて「不安」と隣り合わせで過ごしてきた経験はありませんか?
私自身の話を少しさせてください。
私の継父は、とても気性の激しい人でした。
青森出身の父は、上京した際に津軽弁をバカにされた経験から、会話の中で聞き取れなくて、
「え?」と聞き返した途端、小さな子どもに対してでもビンタが飛んでくるような状態になっていました。
その地雷は、言葉の問題だけでなく、生活のあちこちに埋まっていました。
怖がってビクビクしていると余計に叩かれる。
泣いても叩かれる。 本当に難しい人でした。
幼い私にとって、父の機嫌を察知し、ご機嫌でいてもらうことは、1日を無事に終えるために“必須”で、
だから私は、ニコニコしました。
おとぼけキャラを演じ、懐いているフリをし、くつろいでいるフリもしました。
そうやって必死に「父の機嫌」をとることしか、そのときの私には思いつかなかった。
あなたが、彼のご機嫌とりに焦っているとしたら、そんな「顔色を伺い続けてきた歴史」があるのかもしれません。
あなたは十分やったよ。
あのときの自分を助けに行こう
彼との関係性をよくしたいとき、彼の機嫌をどうにかしようとする前に、そう焦ってしまう「あなたの心」をあなた自身がケアしてあげることが大切です。
根っこがかつての親子関係にあるのなら、当時の自分を助けに行ってあげる。
「怖かったね」
「もう、機嫌を取らなくても大丈夫だよ」
「あなたは、そのままで愛される存在なんだよ」
「これからは、私があなたをまもるよ」
そう教えてあげて、当時の自分を安心させてあげることが大切です。
そうしてあなたの中に「ゆとり」を取り戻したとき、不思議なことに彼は自然とあなたの元へ戻りやすくなります。
不機嫌な態度を見せてしまった彼の中には、実は「罪悪感」が隠れていたりするものです。
そんなとき、あなたが焦って機嫌を取るのをやめ、自分自身をケアできると、彼は必要以上に自分を責めることなく、あなたの隣に帰ってこられます。
あなたの「ゆとり」が、彼にとってますます居心地のよい場所を作り出し、二人の距離を自然と近づけてくれるのです。
ただ、長年抱えてきた痛みは、一人で向き合うには少し重すぎることもあります。
怖さや抵抗を感じる方は、インナーチャイルドセラピーで、一歩ずつ進んでいくのも一つの方法です。
ずっと続いてきた「機嫌を取らなきゃ」というパターンを「緩めたいな」と感じたときはご相談くださいね🌱
男性との絆が深まる、もう一つのヒント
さて、あなたの心が少し緩んだところで、彼との関係がさらに良くなるヒントを一つお伝えしますね。
実は、私たちが「彼のために!」と必死にご機嫌をとっているとき、無意識のうちに相手へあるメッセージを送ってしまっていることがあります。
それは、
「あなたは、自分一人では機嫌も直せない、ダメな人だよね」という否定のメッセージです。
これ、私が初めて心理学を学んで知ったとき、本当に衝撃でした。
だって、それまでの私は、当たり前に、機嫌とりまくってましたから。
良かれと思ってやっていた関わり方が、実は相手を「ダメな人」扱いしていたなんて……!
(どうりで、最初は喜ばれたけど、頑張れば頑張るほどね、距離が遠くなる感じがしたわけだ!と腑に落ちたりもしましたが)
……とはいえ、です。
この心理を知ったところで、当時の私は「そうか、じゃあ信頼して待とう!」なんて到底できませんでした。
「役に立たせてくれー!」
「何かさせてくれー!」
心のなかはそんな焦る気持ちでいっぱいです。
そうやって動いていないと、不安に押しつぶされそうで……。
結局は、彼のためではなく「私が安心したくて」必死に機嫌をとってしまう。
そんな「焦って空回るオンナ」だったんです。
もちろん、知識として「待つのが大事」だと知った後は、必死に「ゆとりある女」を演じようとしたこともありました。
でも、内面が焦りでパンパンなまま無理に演じても、どこかで必ず息切れが起こるんですよね。
だからこそ、そんな「大人の愛のかたち」をとれるようになるために、まずは自分自身の痛みを丁寧にみてあげることが大切なんです。
彼をどうにかしようとするエネルギーを、一旦「自分のケア」に向けてあげること。
あなたがあなたを愛した分だけ、愛する力やバリエーションが増えます。
そんなあなたに「あなたなら大丈夫」と、信じて見守ってもらえたら、彼にとってどんなに心強いことか。
相手が「自分で機嫌をたてなおす機会」を奪わない、
そんな「愛し方」もできたとき、二人の絆がより深く、温かいものに進化していきます。
おわりに
彼の機嫌は、彼にとらせてあげる。
そして、あなたは自分の機嫌をとりながら「待つ」。
「待つ」ことは「何かをしてあげる」よりも大変なことかもしれません。
その大変な気持ちに、まずはあなた自身が寄り添ってあげてくださいね。
「そうは言っても、どうしても焦ってしまう」
そんなときは、一人で抱え込まずに、
カウンセリングという場所を、いつでも気軽に活用してくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【朝陽の主な実績】
2024年 電話カウンセリング部門 全国第5位
2025年 電話カウンセリング部門 全国第2位

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