
見捨てられ不安ー“置いていかれる怖さ”を抱えるあなたへ
- MIKI ASAHI
- 4 日前
- 読了時間: 7分
LINEの返事が遅いだけで、
「嫌われた?」
「やらかした?」
と、トーク履歴を上から下まで読み返してしまう。
既読がつかないだけで胸がザワつき、送ったメッセージの言い回しを何度もチェックして、「これ、まずかったかな…」と、まだ起きてもいない失敗を自分に背負わせる。
仕事でも、友達関係でも、恋愛でも、相手が少しそっけないだけで、心のどこかが“凍りつく”ように不安になる。
私もずっとそうでした。
本当に苦しかった。
相手の顔色を読みすぎて疲れ果て、嫌われないようにキャラを変え、とにかく “役に立つ私” でいようと必死だった。
だって必要とされていれば、
「ここにいてもいい」
と思える。
それが、当時の私の生きるためのルールでした。
解釈には差がある
・仲の良かった子が、突然口をきいてくれなくなる。
・親に助けてもらえなかった。
・友達と疎遠になった。
・恋人に別れを告げられた。
こうした出来事は、誰の人生にも起こりうることかもしれません。
でも、同じ体験でも、こう受けとめられる人もいます。
「合わないなら仕方ないわ〜」
「相手の事情もあるよね」
「つらいけど、私はもっといい人を探そっ!」
…つまり、
同じ出来事を体験しても“解釈”の差がある ということ。
出来事そのものより、
そのあと自分に貼ったラベルのほうが傷を深くしていくこともあります。
解釈が“見捨てられ不安”を育てる
“見捨てられ不安”は、ただ出来事そのものからだけでなく、実はそのあとに自分が下した “解釈” が、心の中に深く残り、不安を大きくしていきます。
たとえば——
・親が助けてくれなかった
→ 私が悪い子だから
→ 私は守ってもらえない存在
・友達が急に距離を置いた
→ 私が嫌われる何かをした
→ 私が面白くないからだ
・恋人との別れ
→ 私に魅力がないから
→ やっぱり私は選ばれない
しかも、この解釈は無意識のうちに、心の中で何度も何度も再生される。
問題が起こるたび、自分を責め、切り捨て、
「どうせ私なんて」と自分を見捨てる癖が強化されていくのです。
「なんでこんなに不安になるの?」
特に子どもの頃に——
・親が離婚、または死別
・気持ちをわかってもらえる経験が少なかった
・悲しみや怒りを受け止めてもらえなかった
・大人の事情を優先せざるを得なかった
・“良い子”を演じることでしか愛を感じられなかった
こうした環境で育つと、
「自分は見捨てられた、いらない子どもだ」と感じてしまうかもしれません。
そのまま“ここにいていい感”や“だいじょうぶ感”が育たずに大人になると、日常の中で、つねに“不安がベース”になる。
不安が大きい日もあれば、小さい日もあるけれど、完全に安心している瞬間があまりない——そんな感覚かもしれません。
そんな中で、LINEの返事が遅れたり、相手の言い方がいつもと違ったり、小さな変化が起こると、胸がギューっと締め付けられる感じや、嫌な予感がして冷静ではいられなくなる。
でも、これは、弱いからでも、考えすぎだからでもないんです!
心が、「また同じ思いをするかもしれない」と警戒して、過去の痛みを思い起こさせることであなたを守ろうとしている“防衛”の反応だったりします。
ただ——その防衛が強すぎると、理由もわからないうちに「きっと私が悪いんだ、また捨てられてしまう!」と怖くなって、パニックになり、自分から関係を壊すような言動をとってしまう。(全部、私の話でもあります)
これが、“見捨てられ不安”のつらさなんです。
“もう二度とあんな痛みを味わいたくない”と強く願った子どもの頃のあなたの願いが、この不安の根っこにあるのかもしれません。
見捨てられ不安は“解釈の選び直し”で薄まっていく
これは、私自身が体験してきたことでもあります。
人に嫌われるのが怖い。
離れられるのが怖い。
必要とされていない気がすると、息が詰まるように苦しくなる。
そんな私が、あるときふと気づいたことがあります。
「見捨てられるのが怖くなったのは、
私が、私を責め、見捨ててきたからだ」
もちろん、過去に悲しい出来事があったことも影響しています。
でも、何度も不安をあおり、何度も自分を傷つけ、「どうせ私はダメなんだ」と切り捨て続けていたのは、他の誰でもなく私自身だった。
そのことに気づいたのです。
少しでもそっけなさを感じると、相手に振られたわけでもないのに、焦ってしまい、「お前はいつもダメだ」「ほら、まただ」と自分に失望して、いちばん最初に私を切り捨てていたのは、私でした。
そして、ここから大切なのが、
解釈は、
選び直すことができる。
ということ。
いつでも、何度でも、選び直せるんです。
三日前のことでも、二十年前のことでも、私のように半世紀前の出来事でも、です。
・助けてもらえなかった
→ あのときの私、助けてもらいたかったよね
・疎遠になった
→ 人との距離は変化するもの。私の魅力とは別の話だよ
・別れた
→ 私がダメだったわけじゃないよ
こんなふうに、寄り添ったり、新たな解釈で“自分が悪いという解釈”を書き換えていくと、自分を見捨てる癖はゆるんでいきます。
今でも、見捨てられ不安はあるっちゃある!
もちろん、今でも不安になるときはあります。
何か問題が起こると、
「あぁ、私ほんと嫌だわ…バカ!消えてしまいたい!」と一瞬思ってしまうことだってある。
でもっ!!
ここからが昔と違うところ。
そのあとに、私は私にこう言い直します。
「大丈夫だよ」
「よくがんばったよ」
「私は、私の味方でいるよ」
これが、自分を見捨てないということ。
これが、“見捨てられ不安”を癒す大切な一歩になります。
見捨てられ不安だからこそ磨かれた才能がある
声を大にして伝えたいのですが——
“見捨てられ不安”を抱えてきた人には、実はとても豊かな才能があります。
・人の気持ちの変化にすぐ気づける
・相手の痛みに寄り添える
・サービス精神が強い
・場の空気を読むのが上手
・困っている人を放っておけない
これらの特徴は、最初は、見捨てられた経験から生まれたものかもしれない。
でもそれは、あなたの中で芽を出し、時間をかけて磨かれてきた “才能” なんです。
そして、大事なのは使い方。
この才能を、
「嫌われないように」
「ここにいていいと思えるために」
と、恐れを回避する方向で使うのではなく、
“これが私の力なんだ” と認めて、あなたらしく使ってほしいと思います。
見捨てられ不安の経験が、私の強みでもある!
そう言えるようになったとき、あなたの感性は、あなた自身を支える力にも、人を癒す力にも変わっていきます。
おわりに
“見捨てられ不安”は、つらい経験を生き抜くために、あなたが身につけざるを得なかった知恵だったのかもしれません。
その不安を抱えたまま頑張ってきた時間は、本当に大変だったと思います。
でも、この不安は“解釈を選び直すこと”で、ゆっくり薄まっていきます。
その一歩は、「もう自分を見捨てない」と決めるところから始まります。
そしてね——
前の章でもお伝えしたように、見捨てられ不安を抱えてきた人には、本当に豊かな才能があります。
その力を、これからは不安や恐れの回避のためではなく、あなたらしさを大切にして、自由に使ってほしいと思います。
もし、一人では難しいと感じたときは、どうかカウンセリングも利用してくださいね。
あなたのその力が、もっと軽やかに使えるように、ご一緒します🌿
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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