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「親を許せない」何度もぶり返す“親への憎しみ”と、どう付き合うか

何度もぶり返す“親への憎しみ”

 

普段はなんともなく過ごせているのに、親の何気ないひと言や、ちょっとした態度に、

 

「あぁ、またこの感じか……」と、心の奥から憎しみがぶり返してくる。

 

抑えてきた怒りや悲しみが、じわっとこみ上げてくる。そんなことはありませんか?

 

でも、まずお伝えしたいのは、

 

その“許せない気持ち”には、ちゃんと理由がある、ということです。

 

それは、あなたが心が狭いからでも、ダメな人間だからでもない。

──本当はもっと仲良くしたかった。

──本当は喜んでほしかった。

──ただ、話を聞いてほしかった。

そんな大切な願いがあったのかもしれない。

 

あるいは、過去、それを望める状況ですらなかったのかもしれない。

 

やっぱり許せない!」と感じるのは、何度も親を理解しようとしてきたからかもしれないし、何度も許そうとしてきたからかもしれません。

 

だからまずは、「親のことをどうしても許せない」その気持ちを抱えている“今のあなた自身”を、責めることなく、ただ

 


「そりゃそうだ」

 


と認めてあげてほしいのです。

 


許しを進めるために、順番が大事!

 

私はずっと、

「親も完璧じゃなかったし」

「自分も親になって初めて気づいたこともある」

「感謝が足りないから文句が出るんだ」

 

そんなふうに、“感謝”や“理解”の言葉で、自分の気持ちにふたをしてきました。

 

一見、とても“前向き”なことのように思えるかもしれません。

 

でも、今思えばそれは、

本当は悲しんでいた自分を置き去りにしていたんだと思います。

 

「こんなにしてもらったのに、こんなこと思っちゃダメ」

「親にもいろいろ事情があったはず」

 

そうやって、自分よりもまず親の立場を優先してばかりいました。

 

でも──

そうして本音を閉じ込め続けていたら、あるとき、私はポキンと折れてしまったんです。“微笑みうつ”になりました。

 

まわりからは「いつも元気だね」「しっかりしてるね」と言われながら、自分が何が好きで嫌いかもわからない、何を感じているのかも、だんだんわからなくなっていきました。

 

そんな私だから言えることがあります。


 

順番が、大事!だよって。

 


親をゆるそうとする前に、まず、自分の「つらかった」「悔しかった」「寂しかった」気持ちにちゃんと気づいてあげてほしいんです。

 

「私はまだ親を許せない」って思うなら、まずは、その気持ちをそのまま、大事にしてあげてください。

 

それが、無視をし続けてきた自分と仲直りするはじめの一歩。

 

そして、そこから少しずつ、他者を“ゆるす”という選択も生まれてくると実感しています。

 

 

一瞬で引き戻された、あの日

 

実は最近、認知症の父が、他の病気の手術のために入院をしました。

麻酔を使った影響で、一時的に認知が進んだような「せん妄」という状態になってしまい、 点滴を引っこ抜こうとしたり、看護師さんやヘルパーさんに文句を言う父の姿を目の当たりにしました。

 

座った目、口を歪ませて静かに威圧する話し方、 その父の姿を見たとき、私はかたまりました。

 

小学生の頃、母が再婚し、暴れん坊で何が地雷になるかわからない新しい父の顔色を見ていた日々に、一気に引き戻された感じがして絶望しました。

 

自分のことも、親とのことも、向き合い、癒してきたつもりだったんです。

 

何年もかけて、子どもの頃の痛みにも向き合う時間を重ねてきた。

泣いて、怒って、話して、書いて、父や母のこともたくさん取り組んできた。

 

でも──

たった一言。たったひとつのまなざしで、私はあっけなく崩れるんだ。

 

胸の奥がスーッと冷たくなっていくようでした。

 

・・・・・

 

「もうどれだけ頑張っても、この親の呪縛からは逃れられないんだ……」

「親ガチャはどこまでいっても親ガチャ」

「私、まだこんなところにいたのか」

 

そんな声が、心の奥から聞こえてきました。

悲しかったし、悔しかった。父へというより“自分自身”に心底ガッカリして数日凹みました。

 

けれど、そんなふうに落ち込んでいる私の中に、ふと、浮かんできた感覚があったんです。

 

「何度引き戻されてもいい」

「何度でも、私は私の手を繋ぎ直せばいいんだ」

 

そう思える私が、確かにそこにいたのです。

 

そのとき私は、自分の成長と、自分と向き合い重ねてきた時間は、決して無駄じゃなかった。

 

そう、感じることができたのです。

 

 

 「許せない」気持ちとの付き合い方

 

親の言動で「許せない」気持ちを感じたとき、

 

「これは昔の私が感じていた感情」

「今の私が、その感情に触れているんだよね」

 

そう気づいたことで、自分を受け止めることができたのだと思います。

 

もちろん、すぐには落ち着けないし、えぐられるような感覚が本当にキツかったです。

 

でも、そんな自分を否定せずにいられた。

あ!正確には、最初は否定しちゃったんですけどね!でも「否定してるな」と気づけた自分がいました。

 

それから、


 

「そうだよね、まだ痛かったんだよね」


 

と、自分に声をかけることができたんです。

 

それが、昔の私と違ったところでした。

 

感情は、ぶり返してもいい。何度だって、です。

 

でも、ぶり返した“あと”、

自分をどう扱うかが大事なんだと、今は思います。

 


親をどうしても許せない日があってもいい

 

「親をどうしても許せない」

そう思う自分を否定しない。

 

許せない気持ちを、ただ受け止めてあげる。

 

それが、許しへの第一歩だと思います。

 

何度ぶり返しても、何度痛みを感じても、

「大丈夫、その気持ちに付き合うよ」と自分に言ってあげられること。

 

そんな経験の積み重ねが、

“他者を許すための土台”になるのかもしれません。

 

それから、自分の心を急かさないってことも、大事なんです。

 

たとえば、車間距離ギリギリで後ろから煽られてたら、安心して運転なんてできませんよね。心だって同じ。

 

「早く許さなきゃ」

「まだそんなことで?」

 

って煽られると、かえってこじれてしまいます。

 

だからこそ、まずは、思い切って、

 

「無理して、許さなくてもいいよ!」

 

って、自分に言ってあげてもいいかもしれません。

 

そう言えたときに「許してもいいかな」って思えることが、やってくるかもしれません。

 

正直、50歳になっても、カウンセラーであっても、私自身、今でもぐらんぐらん揺れる日があります笑

 

でも、そんなふうに揺れる私であっても、

 

「それでも私は、私を責めない」

 

と決めて、これからも歩いていこうと思います。

 

どうか、あなたも🍀

 

「許せない気持ち」を責めるのではなく、大切に扱ってあげてください。

 

もしひとりで抱えるのがつらいときは、カウンセリングという選択肢も、思い出してくださいね。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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